加速するガン治療A

 昨年のピース通信冬号の続報です。注目のガン検査としていた線虫による尿1滴のガン検査が早くも令和2年1月に実用化となります。線虫の臭覚は犬より優れていて、健康な人の尿よりガン罹患者の尿を好む(ありがたいけど変な好みですね)性質を利用してガンを発見、8割以上の高確率で判定できるそうです。当初は限られた医療機関からですが、希望する医療機関や自治体が続々増えているようです。
 国立がんセンター研究の血液検査も検査キットの製造販売が厚生労働省の承認申請に至ったとのこと。こちらも実用化目前です。
 そして期待の光免疫療法。抗体に光感受性物質を付加した薬を注射して、病変に赤色光をあて、がん細胞を死滅させる治療です。がんは死滅するが、免疫細胞はダメージを受けない。何度でも繰り返し行える等、体に優しい治療のようです。こちらも治験が始まっています。
 私の予想以上のスピードでガンの研究は進んでいます。ガンを恐れなくていい日が1日でも早く訪れますように。